横浜市中区の歯科 横浜山手デンタルクリニック歯周病のホームケアやプロケアが成果に繋がっていないのは、なぜでしょうか?
唐の杜甫が詩った明眸皓歯(めいぼうこうし)とは、美しく澄んだ瞳と白く整った歯の形容です。
目やお顔の対称性や整った歯は、現代歯科医療の目標の一つです。一方でギネスブックで世界最大の患者数、歯周病は各国にとっての国民病です。
歯周病の目安である歯周ポケットが4mm以上は45歳以上で50%、15~24歳という若年層でも17.6%です。
歯周病の予防治療とメンテナンスには、歯磨きは欠かせません。日本人が1日に歯磨きをする頻度や歯科医師の数は年々増えています。それでも歯周病のホームケアやプロケアが成果に繋がっていないのは、なぜでしょうか?
2019年厚労省の歯科疾患実態調査より
・1969年 …… 16.90%
・1972年 …… 44.10%
・2016年 …… 77.60%
・1982年 …… 約6万人
(歯科大学6年間の教育と2年間の臨床研修期間)
・1999年 …… 約8万人
・2016年 …… 約10万人
(歯科衛生校1年制から3年制へ)
狭くて暗くて見えない所をどうケアするのか?
手術用顕微鏡を左右前後に回転(3D)し、その拡大されたフルハイビジョンの動画画像で目視し、細菌毒の掃除ができるようになれば、プロと患者さんの共同作業で新たな処置と価値が生まれてくるに違いありません。
手術用顕微鏡を使用した治療
顕微鏡で撮影した拡大動画で確認
歯肉の退縮は・・・?さらなる予防へ!
歯根面の露出により、ヒビ割れを作り、虫歯の発症を作り、歯が割れたり、歯根が割れたりして、歯を失う結果になります。この最初の歯肉の退縮は歯ブラシでは予防できません。つまり、甘いものを食べた後の歯ブラシが虫歯の予防だけではないのです。
手術用顕微鏡を使って、早い時期から歯肉を足し増して強化する事が歯根面の虫歯や歯周病対策にもなり、「一本の歯を長く使う為」にはとても大切です。
つまり、細菌感染対策だけでなく、患者さんご本人の歯肉の組織抵抗力の増強が得るための、50歳代の予防法になります。
日本の財政再建の本丸は社会保障改革ですが、2019年の医療費など社会保障給付費は対GDP比で22.1%にもなります。ですから、万病のもとになる歯周病対策は待ったなしですね。
さらにご一緒に進めて参りましょう。