横浜の歯科・歯医者 横浜山手デンタルクリニックの歯周病菌1Dayトリートメント
心筋梗塞・脳梗塞に至る循環障害、肺炎・菌血症などの感染症、糖尿病や早産まで、歯周病菌は全身疾患に決定的に関与しているという発表が続いています。
進行した歯周病
患者さん2本の歯にまとわりついていた病原性の歯石と歯周病になってしまった前歯の表面と裏側
横浜の歯科・歯医者 横浜山手デンタルクリニックの歯周病治療
口腔内の常在菌である歯周病菌は、歯肉炎や歯周病の発症にかかわり、虫歯菌は歯の中の組織を壊していきます。
口腔内の出血した血管に入り込んだ2つの菌(歯周病菌と虫歯菌)は、血液中の血小板に身を潜めて全身に流れていき、その途中で血管の内壁・内膜に付着し炎症を起こします。その結果、血管を硬化させ、さらにはその血管内径を狭め、そこに高血圧の症状も作ります。時には血液中のインシュリンの効果を下げて高血糖の状態を作り、果ては糖尿病に進行するケースもままあります。
心臓や血管内膜における炎症状疾患は、粘膜免疫担当細胞群との間で血栓を作る事もあります。その血栓が脳梗塞の原因にもなるわけです。従って、内科などでワーファリンなどの血栓溶血剤を処方されて飲んでおられる方は、もっと上流の口腔の細菌の数を減らす『除菌のプログラム』が是非必要なのです。また、慢性炎症の先に表れる肝臓がんの予防や、消化器全体への免疫機能を高めて「がん」の浸潤や転移にも、この歯周病菌が大きく関わっているのです。ですから、除菌はいわば命がけで大切な事です。
口腔内細菌検査
口の中の菌の種類を確定し、モニターに映し出して患者さんと治療方針を相談していきます。
歯周病菌除去
歯周病菌の殺菌液が開発され、当院の「ピエゾ・システム」や顕微鏡を使ったメソッドと組合わせると、60分という短時間で原因の除去と病的状態が改善されていきます。
他の機種の超音波振動を超える新次元の超音波振動器によるピエゾ・サージェリーテクニックは、歯肉のポケットの深いところの病原菌の廓清処置には最適。がん治療の予防にも重要な歯周病菌1dayトリートメントです。
- 歯肉などの軟組織にあたっても傷つかない安全機構を持ちます
- 空気の泡が弾け飛ぶ作用で出血に妨げられず、深いところがはっきりと見えます。これに高倍率の手術用顕微鏡を併用すると、除菌の効果は一気に高まります
- 繊細な動きが可能で、骨の形の整形などは抜群の力を発揮します
ご自宅でもできる「ホームケア」指導
癌(がん)の転移や再発を防止するためにも歯科検査に基づく家庭治療は大切です。ご自宅でできる「ホームケア」も、身に付くまで指導しています。
横浜の歯科・歯医者 横浜山手デンタルクリニックの歯周病菌1Dayトリートメント症例
症例1)糖尿病の「HbA1c」数値が減少
患者 H.T様
かかりつけの病院で糖尿病の治療を10年近く受けており、娘さんの歯の治療に付き添っていらした時にお話を伺い、糖尿病のお話をお聞きしました。
口腔内の歯周病や虫歯菌などの細菌が糖尿病を悪化させる危険因子でもあるため、お口の中の菌を除菌しお口の中を清潔に保つ治療をおこないました。その結果、糖尿病の指標となる「HbA1c」の数値が「7.2」から「6.5」にまで下がりました。9年間内科的治療を受けても、この「HbA1c」の数字が下がらなかったため、糖尿病専門医の主治医も驚いているそうです。
症例2)手術後の癌(がん)の転移を予防
患者 S.N様
患者さんのメッセージ
以前より歯の治療やお口の中ケアを受けられていましたが、75歳の時(平成22年)に「胃がん」が見つかり、胃の全摘出手術を受けました。
「手術中や手術の前後の口の中の除菌は、手術後の回復力にすごく影響する」という土肥理事長の話を他の方から聞き、手術を受けられた後に、土肥理事長が実施した公開セミナーを受講し、「歯を磨くことの大切さ、よく噛んで食べる事を実践しています。」85歳になった現在も「がん」の転移は無く、引き続き予防するため、クリニックでのケアだけではなく、ご自身でも歯磨きをきちんとして、お口の中を清潔に保っています。
症例3)血圧の数値が下がり、高血圧症を改善
患者 K.K様
2014年1月に当クリニックの待合室で大きないびきが聞こえ、何度か呼びかけても応答がありませんでした。その時は、血圧測定が出来ないほど数値が上昇していて意識が無かったので、救急車を呼んで大学病院に運ばれました。容体が落ち着き、退院後は当クリニックの『高血圧症改善のための除菌プログラム』などを受けられて、今日に至っています。
以前は「最高血圧 150mmHg」、「最低血圧 95mmHg」でしたが、現在は「最高血圧 110mmHg」、「最低血圧 65mmHg」位の間で血圧の数値が安定しています。そして循環器内科のクリニックと連携をとっていて、「体調がすこぶる良い」とのことです。
症例4)健康寿命を長くする
Y・S 様 (1922年生まれ)、I・A 様 (1926年生まれ)
口の中には人体の中でも優れた免疫組織を持つ唾液腺がありますが、正常な咬み合せに戻して差し上げると筋肉が柔軟になったり、広範囲の運動領域を持つようになって、その周囲の耳下腺や顎下腺や舌下線が活性化され、唾液の分泌が高まり、抗菌力のUPや成長ホルモンの分泌、そして免疫力をUPさせて身を守ります。
日本人の死因の上位である癌や心筋梗塞・脳梗塞・肺炎・糖尿病は、この歯周病原菌をはじめとする口腔内の常在菌が死に至るまでに深く関わっているのです。私たちの診療室ではこの常在菌感染をコントロールするプロケア(ワンデートリートメント)と歯ブラシなどのホームケア、このふたつの共同作業を大事にしています。
長年に渡る5つの当院オリジナル治療に続く、ホームケアが行き届いているお2人の笑顔と肌ツヤはお年を感じさせません。